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書籍名 監査を今、再び、考える
著者 鳥羽 至英
秋月信二
定価 \2,090 (本体\1,900+税10%)
発行年月日 2018/10
サイズ 四六判・242頁
書籍Nom. ISBN 978-4-7658-0569-8


目次
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2019.3.15 「会計・監査ジャーナル」に書評が掲載されました。

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監査とはいったい何なのか?その本質を探る「監査を考えるための本」。

監査という行為をどのように考え、また、どのように理解したらよいのかという問題意識を背景にして執筆

監査について1つの本質的な見方として、受託責任概念を基礎に、
監査という行為を深く掘り下げて考えるための素材を、
監査史、法制度、経営管理やガバナンスに求めるなど、
さまざまな視点を交えつつ、監査という行為の本質を明らかにする。



目次

本文を読まれる前に

第1章 監査とはいかなる概念か─監査の歴史にみる混乱

§1 監査の歴史をヨーロッパ中世に尋ねる
§2 監査の歴史をわが国明治期に尋ねる
§3 監査の歴史をアメリカ20世紀前半に尋ねる
§4 総括



第2章 監査とはいかなる概念か─現代的な意味

§1 監査概念の現代的な意味
§2 経済社会・企業組織におけるモニタリング手段としての監査と監督
§3 総括


第3章 監査の主題・アサーション・確立された規準

§1 監査の主題
§2 アサーション
§3 確立された規準とその硬度・規範性
§4 総括


第4章 監査の質と監査基準

§1 監査人の行動指針としての監査基準
§2 一般に公正妥当と認められる監査の基準
§3 監査役監査基準
§4 内部監査基準
§5 総括


第5章 監査の生成基盤としての社会的関係

§1 監査を生み出す社会的関係
§2 財産の運用・保全にかかる委託受託関係
§3 金融市場においてなされる取引(金融取引)関係
§4 資本市場においてなされる取引(証券取引)関係
§5 総括


第6章 経営者の受託責任

§1 受託責任概念の現代的意義
§2 報告責任
§3 財産の保全管理責任
§4 総括


第7章 経営者の受託責任と内部統制

§1 新しい内部統制の定義
§2 内部統制をプロセスとして捉えていること
§3 内部統制を株主の立場から捉えていること
§4 内部統制の目的を識別していること
§5 内部統制の構成要素を識別していること
§6 総括


第8章 公認会計士監査と経営者の受託責任

§1 公認会計士が関与できる経営者の受託責任─わが国(制度開始から1974年まで)
§2 公認会計士が関与できる経営者の受託責任─わが国(1975年から金融商品取引法制定まで)
§3 公認会計士が関与できる経営者の受託責任─わが国(金融商品取引法制定から現在まで)
§4 会社法(商法特例法)における会計監査人監査
§5 総括


第9章 監査役監査と代表取締役社長の受託責任

§1 株式会社企業の二面性と取締役の受託責任の構造
§2 株式会社企業における代表取締役社長の受託責任
§3 監査役監査の視野に入る取締役の受託責任の内容
§4 モニターの手段としての監査の意味と限界
§5 監査と監督─適法性監査と妥当性監査
§6 総括


第10章 内部監査と受託責任

§1 内部監査を捉える枠組み
§2 揺れる内部監査概念
§3 内部監査が基礎を置く委託受託関係と内部監査部門の立てつけ
§4 受託責任監査としての内部監査
§5 「2014年基準」にみられる内部監査の本質
§6 総括


第11章 受託責任監査の現代的課題

§1 受託責任ネットワークにおける監査
§2 受託責任と監査対象と監査人
§3 総括


結びにかえて

付録資料



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