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書籍名 監査判断の実証分析
著 者 福川 裕徳
定 価 \4,180(本体\3,800+税10%)
発行年月日 2012/10
サイズ A5判・288頁
書籍Nom. ISBN 978-4-7658-0557-5
2013.9.4 日本会計研究学会 太田・黒澤賞 受賞
2014.5.14 第42回日本公認会計士協会学術賞 受賞
日本公認会計士協会 書評


 

目次
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2013.4.25 「産業経理 vol.73」に書評が掲載されました。
(評者:小澤 康裕 立教大学准教授)
2013.5.7 「企業会計 vol.65」に書評が掲載されました。
(評者:田 知実 神戸大学大学院准教授)
2013.11.1 有名ブログ「ビジネス法務の部屋」で紹介されました。
監査判断の実証分析

監査人の判断・意思決定が影響を受ける要因とは?
どのようにすれば改善されうるのか?

監査調書・実験データ・公開データを用いて
“監査人によるリスク評価とそれへの対応”について
リスク評価と監査計画、リスク評価方法と監査要点設定のあり方、 監査報酬と監査コストに関する意思決定から
実証的に解明する

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目次

序 章 実証的研究方法を用いた監査判断研究の意義―本書の目的と構成―
              
第1節 監査リスク・アプローチと監査人の判断・意思決定


第2節 わが国における実証的監査研究

第3節 実証的監査判断研究の類型

第4節 本書の構成

第T部 アーカイバル・データ(非公開データ)を用いた研究

第1章 監査リスク・アプローチのもとでのリスク評価と監査計画

第1節 監査リスク・アプローチの概要
(1) 監査リスク・アプローチの基本的な考え方
(2) リスク評価手続
(3) リスク対応手続

第2節 リスク評価と監査計画との関係についての先行研究
(1) Mock and Wright (1993)
(2) O’ Keefe, Simunic, and Stein (1994)
(3) Stein, Simunic, and O’ Keefe (1994)
(4) Hackenbrack and Knechel (1997)
(5) Mock and Wright (1999)
(6) Bedard and Johnstone (2004)
(7) Kizirian, Mayhew, and Sneathen (2005)
(8) De Martinis (2005)
(9) Blokdijk, Drieenhuizen, Simunic, and Stein (2006)
(10) その他の先行研究

第3節 監査調書からのデータを用いた先行研究の課題

第2章 わが国における監査リスク・アプローチの実態

第1節 目的

第2節 研究方法
(1) サンプル
(2) データ収集のための質問票
(3) 変数
(4) 回帰モデル

第3節 分析結果
(1) 記述統計量
(2) 変数間の相関
(3) 勘定レベルの監査計画とリスク評価に関する回帰分析結果
(4) 因子分析結果―リスク因子の抽出
(5) 監査全体レベルの監査計画とリスク因子に関する回帰分析結果

第4節 まとめ

第3章 監査リスク・モデルの精緻化に向けた考察

第1節 目的

第2節 監査計画におけるリスク対応方法間の代替関係

第3節 統合されたリスク評価と勘定レベルの監査計画

第4節 個々のリスク変数と監査全体レベルの監査計画

第5節 監査計画の変更をもたらすリスク評価の変化

第6節 まとめ

第U部 実験データを用いた研究

第4章 監査人によるリスク評価とそれへの影響要因

第1節 監査基準にみるリスク概念

第2節 リスク評価方法としての確率と信念関数
(1) 監査におけるリスクの定量化の意義
(2) 信念関数を用いたリスク評価
(3) 判断の表出・測定方法の影響に関する先行研究

第3節 監査要点の設定とフレーミング効果
(1) 監査リスク・アプローチと監査要点設定のあり方
(2) 監査実務における監査要点設定のあり方の重要性
(3) フレーミング効果に関する先行研究

第4節 まとめ

第5章 リスク評価方法および監査要点設定のあり方がリスク評価に与える影響

第1節 目的

第2節 仮説
(1) リスク評価方法
(2) 監査要点設定のあり方

第3節 実験の概要
(1) 実験デザイン
(2) 被験者
(3) 実験ケース
(4) 変数

第4節 分析結果
(1) 記述統計量
(2) 分散分析
(3) 不確実性(曖昧さ)に関する追加分析

第5節 まとめ

第6章 リスク評価方法および監査要点設定のあり方が証拠の評価および証拠の統合に与える影響

第1節 目的

第2節 分析の視点と方法
(1) 証拠の評価
(2) 証拠評価の整合性
(3) 証拠の統合

第3節 分析結果
(1) 証拠の評価
(2) 証拠評価の整合性
(3) 証拠の統合

第4節 まとめ

第V部 アーカイバル・データ(公開データ)を用いた研究

第7章 わが国の監査市場と大手監査法人

第1節 目的

第2節 わが国の監査市場

第3節 監査市場に関する先行研究

第4節 まとめ

第8章 わが国大手監査法人による価格およびコストの決定

第1節 目的

第2節 先行研究と仮説
(1) 監査クライアントのリスク
(2) 交渉力を含む監査人関連の要因
(3) 大手監査法人間の価格・コスト決定のあり様の違い
(4) その他の要因

第3節 2006年度データに基づく分析―方法と分析結果
(1) サンプルとデータ
(2) モデルと変数
(3) 記述統計量
(4) 回帰分析結果
(5) 小括

第4節 2007年度データに基づく分析―方法と分析結果
(1) サンプルとデータ
(2) 共分散構造分析モデルおよび変数
(3) 共分散構造分析の結果

第5節 インプリケーションと限界

終章 実証的監査判断研究の展望と課題

第1節 監査人によるリスク評価とそれへの対応

第2節 わが国の財務諸表監査をめぐる「研究」と「実務」の関係


付録1 監査調書からのデータ収集のための質問票

付録2 実験ケース(信念関数―ポジティブな監査要点)




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